MESSAGE

お客様の夢に、想いに
メッシュの力で、ジャストフィットに応えたい。

株式会社くればぁ
代表取締役会長 中河原 四郎 Chairperson:Shiro Nakagawara

株式会社くればぁのホームページにお越しいただき、ありがとうございます。当社の略歴をご紹介することで、私のご挨拶に代えさせて頂きたいと思います。振り返れば創業から五十年以上経ちました。これもひとえに皆様のご支援の賜物、良いお客様に恵まれたと心より感謝しております。
当社は1966年（昭和41年）、愛知県蒲郡市にて下請けの縫製会社として創業し、布団カバーから高級アパレル婦人服、クリーンルーム用作業服など、多岐にわたる受託製造を行ってまいりました。やがて繊維産業の海外生産移転が進むなか、下請けから元請けへの変革を模索していたときに出会ったのが「メッシュ」という素材です。メッシュには通気性の向上、不純物の濾過作用や微小物質の侵入防止といった多様な効力があります。その幅広い用途に活用できるポテンシャルに成功の未来を描き、当社はメッシュに特化した縫製加工事業へと大きく舵を切りました。
長年培ってきた縫製ノウハウに、樹脂成形や溶接などの加工を加え、お客様の課題や潜在ニーズにあわせて一つひとつ創りあげていくことで業績は向上いたしました。そうして1989年には社名を「くればぁ」に改め、現在では合成繊維、ステンレス、カーボンなどの様々な種類のメッシュを仕入れ、特注加工するメッシュ加工品製作販売会社としての歴史を歩んでいます。

家庭用から工業用、医療用、環境防災用まで、多種多様な産業に最適なメッシュ加工品をご提案し、新たな価値を創造することが、くればぁの使命です。“やればできる。やりきらないとできるものもできない”という挑戦の姿勢を基本に、大量生産品とは一線を画す「お客様のお困りごとにメッシュの力で応える、くればぁにしかできないご提案」を目指しています。
そのために私たちは企画・裁断・縫製・検品に至るまで一気通貫体制を整え、すべての技術を自社工場に集約しています。ISO内部品質 監査委員配置にこだわった安心・安全・清潔な環境で、企業の課題解決で培ってきた多様な分野の技術・知見を活用し、豪雨災害などから守る防水シートや獣害予防用のネット、自動車のスマートキーの通信遮断機能付きキー袋など、様々なメッシュ加工品を製品化しています。2003年には、メッシュの素晴らしさを一人でも多くの方に知っていただきたいと考え、オリジナルマスクの開発をスタートさせました。高精度なメッシュフィルターを使用し、数々の改善を重ねて完成した「高性能防塵マスク　ピッタリッチ」は、中国からのPM2.5の飛散対策、インフルエンザ対策やエボラ出血熱対策、さらには新型コロナウィルス感染対策という時代のマスク需要の高まりと重なり、累計20万枚以上となるヒット商品となりました。日本を代表するアスリートに着用いただいたこともあり、大きな反響を頂戴することもできました。2017年にはマスクを着用する習慣が浸透していない欧米に向けたマフラー一体化マスク、2021年には医療従事者様に特化した耳紐がない貼るマスクなど、新商品の開発・販売、グローバル事業の拡大を推進しております。
今後も、これまで以上に課題の解決を必要とされているお客様と深く関われるよう、企業文化でもあるチャレンジ精神を大切にしながら、社員一丸となってお客様のために尽力する所存です。皆様には、5年後、10年後に向けて、さらなる挑戦を続けるくればぁを見守っていただければと存じます。メッシュの力で社会に貢献し、選び続けられる企業を目指して全力で取り組んでまいりますので、引き続き変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

令和3年秋、思いがけなく経済産業省中小企業振興功労　旭日単光章を授章しました。
当然ながらこれは従業員と多くの取引先の方々の支えをいただいた賜物です。
社員一同益々磨きをかけて信用を積み重ね100年企業を目指していきます。
引き続きご指導ご支援の程宜しくお願い申し上げます